情報システム部門の担当者にWeb広告でアプローチ

こんにちは! シラレルブログ編集部です。

これまで「BtoBマーケティングにおけるターゲットの設定方法や考え方」における具体的な事案として、「人事」「経理」「総務」と企業のバックオフィス部門にフォーカスしてご紹介していきました。今回ピックアップするのは新たな部門、エンジニア職である「情報システム部門」になります。

▼以前のブログ記事はこちら
 総務の担当者にWeb広告でアプローチ

▼この記事はこんな方におすすめです

  • 情報システム向けのBtoB事業の責任者の方
  • 情報システム向けのBtoB事業のマーケティング、集客担当の方
  • BtoB事業のマーケティング・集客関連の情報を幅広く収集されている方

目次

1.情報システム部門の業務内容
2.情シスの抱える課題とこれから
3.シラレルを活用したターゲティング広告


1.情報システム部門の業務内容

情報システム部門は企業のシステムの根幹を担う重要なポジションです。情報システム部、システム管理部、システム推進部、IT推進部、デジタル推進部など、企業によって様々な組織名称があるようですが、一般的に「情シス」とよく略されます。(以下情シスと称する)企業が業務で使うシステムやサーバー、ネットワーク回線、パソコンなどが常に安定稼働するように管理することは、業務効率を高め、社員が仕事に集中できる為に必要不可欠な事です。

社内システムにトラブルや問題点が発生した場合、社内のサポート役となるのも情シスです。社員がスムーズに業務できるシステム環境を整備、改善するという重要な任務を情シスは担っています。

それでは、具体的な情シスの業務内容をみていきましょう。

1.インフラ構築・運用・保守

IT機器(PCやプリンター、サーバー、ネットワーク、ストレージなど)の購入、設定、設置や、自社サーバーやネットワークの構築、運用、保守を行い、システムを安定稼働させることにより事業を支えることを担っています。

2.システム開発・運用・保守

システム開発、更改、パッケージソフトウェアの導入を行うなどして、社内で利用するシステムを構築します。ただ現在はSaaSなどのクラウド上で提供されるアプリケーションを利用し、企業独自のシステム構築は減少傾向にあるようです。

3.サポートデスク、トラブル対応

パソコンやシステムのトラブルが発生した時の窓口となります。トラブルに限らず、システムの利用方法に関する問合せや、要望などの対応も務め、社員が業務をスムーズに遂行できるようバックアップします。

4.セキュリティ対策

外部からの攻撃や不正アクセスに対してガードするのも、情シスの役割です。もし、不正アクセスが原因で重要な情報が外部に流出すれば、大きな損害や企業の信用問題にもなりかねません。企業をリスクから守るため、セキュリティ対策は非常に優先度の高い業務です。

5.システム企画、IT戦略設計

経営戦略や事業戦略に基づいた導入システムの検討、計画から導入までをとりまとめます。他に、IT予算の策定、IT統制、ITガバナンスへの取り組みも行います。経営者が経営戦略や方向性を考えていく一方、情シスはITの観点からどう実現させるかを考えるポジションになりますので、情シスは管理部門と常に情報共有しておかないと、企画の実現が出来なくなります。


2.情シスの抱える課題とこれから

2-1.コロナ禍で対応に追われる情シス

新型コロナウイルス感染症の拡大で働き方が大きく変わった2020年。多くの企業がテレワークへ移行しました。テレワーク推進にあたり、どの企業内でも一番対応に追われたのは情シスではないでしょうか。事業を継続していくために早急なインフラ環境の整備、それに並行してセキュリティ対策の強化を実現させるべく情シスこそ緊急事態に見舞われたことと思います。

ウィズコロナ、アフターコロナの働き方においてテレワークは継続されていくものであると思われ、今後は緊急導入的なものではなく継続的、計画的なインフラ環境の整備や更なるセキュリティ対策の強化が必要となり、その為の業務フロー改善やシステム、機器の見直しなど、情シスの課題はまだまだ多いと考えられます。

それに伴い情シス担当者は、関連する商品、サービスを継続的に比較検討すると思われます。

2-2.ICT人材不足による情シスの業務負担

日本全体でICT人材が不足している現状において「ひとり情シス」の名前があるように、中堅・中小企業においては、情シス担当者が1~2人ほどの少人数で企業の情報システムを支えているということも少なくありません。
更にリモートワーク導入の対応で情シスの業務量は更に増え、全てをこなすだけの人材やリソースが足りていない企業は少なくないと思われます。
情シス担当者は、一人でシステムの開発や保守・管理・運用に加え、突発的なトラブル対応やサポート対応までこなさなくてはならず、システム企画や改善や、IT戦略の設計などの「コア業務」に手が回らないという問題が起きます。
また、ITや業務内容を理解している人材が周囲にいないことで、業務を相談出来ないという事も大きな問題といえるでしょう。

2-3.トラブル窓口からIT戦略をリードする存在へ

企業のIT策略を牽引していくためには、専門スキルや技術をもつ情シスの活躍は必須です。ただ前述でお伝えした通り、情シス担当者の業務負荷が大きすぎて、十分なパフォーマンスは得られない傾向にあります。
その為、情シスの負荷軽減や改善においてアウトソーシング化を検討する企業が増えています。
社内のシステムの開発や構築は、企業の経営戦略と密接に関係している為「ひとり情シス」の問題は企業全体で解決しなくてはならない問題といえます。また、情シス担当者の負荷を軽減させるには、社内のITリテラシーを向上させるという事も企業全体で取り組む課題です。


以上から、情シス業務に関連するサービスベンダーやメーカー担当者が自社製品を認識させるべき対象者は、情シス担当者だけでなく経営層も含まれてきます。そしてこれらのターゲットにアプローチする際には、企業規模や予算策定時期なども考慮することがポイントになってくると思われます。

また、社内IT環境の向上、セキュリティ対策等の関連商品の他、社内ITリテラシー強化のための教育プログラムなどのサービスについては、情シス担当者だけでなく総務や人事部門担当者にもアプローチすることが有効的であると考えられます。


3.シラレルを活用したターゲティング広告

「シラレル」では、通常の閲覧履歴データではなく、利用者が多い名刺管理ツールの登録データや、データパートナーとして提携している様々なメディアの会員・サイト閲覧データを利用し、情シス担当者に対してターゲティング広告を配信することが可能です。
また、「ひとり情シス」体制になりがちな従業員数が100人以下の中小企業の場合、経営層に直接アプローチする、 中小企業×経営層へのターゲティング広告も有効的になるかも知れません。

一部ですが下記にてシラレルの配信実績をご紹介いたします。

情報システム部門の担当者にWeb広告でアプローチ

今回はエンジニア部門の情シスにフォーカスして、BtoB商材のターゲット設定の考え方の具体案をご紹介致しました。次回はマーケティング部門をピックアップしてご紹介する予定です。

「シラレル」にご興味をお持ちの方は、ぜひ一度こちらからお問い合わせください!